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童貞見聞録

アラサーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

一人暮らし適性

世の中には、一人暮らしに向いている人間と向いていない人間がいる。2年ほど一人暮らしを継続してみて、僕は前者に含まれるのだということを実感している。 元来、ほぼ一人っ子として育てられてきたこともあって、一人○○には抵抗がない。一人レストラン、一…

彼らが本気で編むときは、

先日のLA LA LANDに続いて、荻上直子監督の「彼らが本気で編むときは、」を観てきた。荻上監督は、「バーバー吉野」や「カモメ食堂」が割りと好みで、その後の作品もちょこちょこ観に行っていた。一時期大ブームになった食べ物が美味しそうなお洒落ゆる旅系…

LA LA 落語が観たい

引っ越しからの実験、学会準備で忙しい日々を過ごしていて、なかなかブログを書くことができない。書きたいことがあるのに書けないのはなかなか焦れるものだ。とりあえず、引っ越しに関連して独り暮らしについて書きたいと思っていたのだけれども、時間がで…

ストーカーと映画 ~ トーク・トゥ・ハー × アンナと過ごした4日間

僕はストーカー映画が好きだ。いや、ストーカー映画などというジャンルはないのかも知れないけれども、とにかくストーカーが題材になっている作品が大好物だ。 そもそも映画に限らず芸術作品とは、自分とは全く異なる人間の心の動きを追体験させてくれるとこ…

僕の中の受動的ヤリマン

人には、いくつもの人格が宿っていると思う。特に、比率はそれぞれ違うだろうが、どんな人間にも、いわゆる「男性」的な部分と「女性」的な部分があるはずだ。僕の場合は、両者が半々に近い(もしかしたら女性が多いかも)くらいの割合で常にせめぎ合ってい…

性的指向について②

ブログ開始早々に書いた記事の中で、僕は自身の性的指向について、 同性愛者に近い両性愛者でありながら、無性愛者 と表現した。これに関連して、ここ一か月ほど、自分の体を使って実験していたことがある。その結果をまとめるとともに、ブログのテーマでも…

コリアン文化の洗礼

右派政権が長期化しているせいか、近年ずっと嫌韓ブームが続いている。本屋に行けば、ヘイトに満ちた煽り文が踊る本が平積みにされていて、何とも窮屈な世の中になったものだとうすら寒くなる。Twitterでもブログでも、定型文のような虚実織り交ぜたヘイトメ…

カミングアウトとアウティング

カミングアウト:公にしていない自らの出生や病状、性的指向を表明すること。 アウティング:他人の出生や病状、性的指向を暴露すること。 僕は、これまで、はっきりと自分の性的指向について人に話したことはなかった。特に、同性愛的な部分については、「…

落語の包容力

僕が落語にハマったきっかけは主に二つある。 一つは、数年前に参加した海外の学会で、ドイツの研究所に勤めるとある日本人の先生に言われた一言だった。 研究者は、噺家でなければならない 意味するところは、理学に携わる研究者は自分の研究を面白いストー…

息子のまなざし

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督との出会いはかれこれ何年前になるだろうか。大学の授業が空いていたからとかそんな理由で恵比寿まで足を延ばし、まだリニューアルする前のガーデンシネマで「ロルナの祈り」を観たのが最初だったと思う。とにか…

MW ~エロスとストロゲー~

ずっと読みたいと思っていた「MW」を読んだ。とんでもなく面白かったので、感想をまとめておきたいと思う。 MW 悪魔の化身―悪魔の化身 (My First Big) 作者: 手塚治虫 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/07/22 メディア: ムック この商品を含むブログを…

「徹子の部屋」2016年BEST3

今年に入ってから、HDDの中を整理しているときにふと気が付いた。2016年の「徹子の部屋」を、一回も漏らすことなく観たことに。 僕は、テレビに出ている人では徹子さんとタモリさん以上に面白い人はいないと思っている人間だ。さらにもっと言うと、インタビ…

桃太郎計画

昨日、大学院の時の同期から久しぶりに連絡があり、東京で昼飯を一緒に食べる機会があった。 彼は、修士号取得とともに某企業に就職し、その数年後には結婚もして、去年第一子誕生、とまさに現代では珍しいくらいの順風満帆の人生を歩んでいる。普段、なかな…

人間関係~サバイバルゲームからぬるま湯~

年末から年始にかけて、中学と高校の友人とそれぞれ飲みに行く機会があった。中学時代と高校時代は、環境がとにかく対照的で、そこで繰り広げられた人間模様は僕の人格形成に多大な影響を与えている。友人たちと懐かしい話をしながら、しみじみとそのことを…

ゆく年くる年

2016年が終わろうとしている。 先日友人と今年を象徴する個人的な出来事について話をしていて、自分ならば、まず間違いなくこのblogを始めたことが入るだろうなとぼんやり考えていた。これまで自分が人に言わないようにしてきた部分を、なるべく嘘偽りなく書…

2016年の個人的ヘビロテ音楽備忘録

今年は「シン・ゴジラ」や「君の名は。」、「この世界の片隅に」含めて様々なヒット映画が生まれたことから、各所に「邦画当たり年」というフレーズが並んでいる。僕自身もそのことは否定しないが、個人的には音楽の当たり年でもあったなとしみじみ思ってい…

バケツでごはん

去年の年末位に実家を整理していたら、小学生くらいの頃にかなり愛読していた漫画が出てきた。 csbs.shogakukan.co.jp 一世を風靡した動物占いのイラストの玖保キリコ氏による漫画で全8巻。動物たちが、実は、人間と同じような生活を送っている、という設定…

この世界の片隅に

「この世界の片隅に」の2回目の鑑賞に行ってきた。 konosekai.jp先月、渋谷ユーロスペースで友人と初めての鑑賞。その情報量の密度、完成度の高さ、圧倒的な面白さにうまく感想がまとめられずにいた。そのままパンフレットを購入し、さらに原作も買って読み…

星野源ANNにみる男女平等

昔からラジオは大好きだった。特に中高生の時分はどっぷりとFMラジオにはまり、家に帰ってとりあえずすることと言えば、勉強机のそばのMDコンポのスイッチを入れてラジオを流すことだった。当時は、埼玉県と東京都の狭間くらいに住んでいたため、大体NACK5か…

婚姻届記入例ものがたり~府中編~

割と真面目な内容が続いてしまったので、とびきりバカバカしい最近のお気に入りの遊びを紹介したい。 簡単に言うと、婚姻届の記入例を見ながら、その架空の人物の婚姻の背景を妄想するという遊びである。婚姻届の記入例を見る機会というのはあまりないだろう…

男女の「不平等」

つい最近、気になる報道があった。 www.j-cast.com報道そのものというよりも、この記事に対する世間の反応が、あまりにも自分の考えとかけ離れていたため、気になってしまった。 女子学生を増やすためと言われると疑問符が付くものの、率直に言って、この取…

研究者の人生設計 ~トトロの「お父さん」~

先日、金曜ロードショーで「となりのトトロ」が放送された。子供の頃から何度となく観てきた作品で、ほぼ間違いなく人生で最も観た映画だろう。何なら1日に2回観た日もあったと記憶している。現在「理不尽な運命に懸命に耐える子ども」とか「子供だけが理解…

ハロプロの魅力

前回、自分なりのアイドルの楽しみ方を見つけたきっかけについて、Perfumeを例に記事をまとめた。 tamago-polo.hatenablog.com その際に、ハロプロについてもいつかまとめようと思う旨を書いたけれども、続けて記事にするつもりはさらさらなかった。むしろ、…

アイドルを楽しむ

僕は、かつてアイドルに全くハマらない人間だった。考えてみれば当然である。根本はゲイ寄りのバイで、しかも無性愛者なのだから、いわゆる疑似恋愛のような形のアイドルへのハマり方にははなから向いていない。 世代としては、小学校から中学校にかけて時代…

物語のなかの渋谷

先日、ほとんど衝動的にPS4を購入して以来、時間を見つけては続けていたペルソナ5の1週目をようやくクリアした。素晴らしい内容だった。子どもの頃からホームズよりルパンが大好きだった僕にとって、やはり「義賊」というのは殺し文句らしい。主人公に「東尋…

人間性の回復 ~ 聲の形 × アクト・オブ・キリング

「聲の形」を観てきた。先日「君の名は。」を観に行って、全く乗れなかったということを記事にしたが、こちらはある意味で対称的な作品で、僕にとっては親和性の高いテーマであり、無事に没入することができた。 ただし、こちらも「君の名は。」とは全く別の…

ネカマのすゝめ

先日、東京まで映画を観に行ったついでに、大学院時代の後輩と飲みに行く機会があった。いつもの顔ぶれと会っても面白くないので、誰か知らない人を連れてきてくれて良いと伝えておいた。ちょうどその後輩とは分野も遠かったので、普段聞けないような話が聞…

宇多田ヒカルの日本語詞

宇多田ヒカル女史の約6年ぶりのアルバム「Fantôme」がリリースされた。既に多くの人がこの作品を聴き、素晴らしいレビューが次々と挙がっているこの状況で、これを取り上げることは気がひけるのだけれども、彼女の存在は僕にとっても大きなものなので記事に…

排泄理論

数年前から僕が唱え続けている排泄理論についてまとめておきたい。 排泄理論とは何か。 簡単に言ってしまえば、全ての「気持ちよさ」は、詰まるところ排泄に通じるのではないか、という考えだ。 誰しも、大にしろ小にしろ、トイレで体から老廃物を排出するこ…

生活音から想像してみる

今回、おそらく何度となくこのフレーズを使うことになると思うが、決して僕はストーカー行為を働いているわけではない。単純な好奇心で考え至ったことをまとめているだけである。むしろ、生活音からこのくらいのことまで想像できたよ、ということを知らせる…

PSVRと性癖

どうしてもペルソナ5がプレイしたくて、ついにPS4を買ってしまった。なかなか高い買い物であったけれども、久々に楽しくゲームができていて嬉しい。 ところで、巷ではPSVRの予約が開始されて、にわかに盛り上がり始めている。昔、任天堂がバーチャルボーイと…

音楽の光と影 ~ シング・ストリート 未来へのうた × AMY エイミー

一週間ほど前に、ずっと観たかった映画2本をはしごするために東京に行ってきた。 大学で映画館に頻繁に通うようになった頃、いわゆる名画座というものに出会い、かなりはまった。名画座とは、既に公開が終了した作品を対象に2本あるいは3本立て、オールナイ…

無性愛の理由と原因

なぜ、僕は他人と性的関係を結びたいと思えないのか。僕の性的指向には、何か理由・原因はあるのか。ずっと考えていたことの一つであったけれども、現時点で思っていることについてまとめておきたい。 基本的に、何か強烈なトラウマがない限り、性的指向に理…

君の名は。

世間で評判の良い「君の名は。」を観てきた。 結論から言うと、観たことを強く後悔した。面白くなかったとか作品として駄目だったということではない。むしろ完成度は高かったし、人には勧めたい作品だった。ただ、僕の個人的な理由で、大変辛い気持ちになっ…

学校教材としてのシン・ゴジラ

ようやく「シン・ゴジラ」を観てきた。 すでに、熱量・情報量ともに多い素晴らしいレビューが世に溢れているし、エヴァとの関係や特撮の素晴らしさ、伊福部音楽の有難み、3.11との関係etc散々語りつくされているので、ちょっと視点を変えて感想をまとめてお…

失恋ソング(オリビアを聴きながら×もう君がいない)

僕は失恋ソングと呼ばれるものが嫌いである。 そもそも恋愛経験がない童貞野郎なのだから当然失恋の経験もない、単に感情移入できないだけだろうと言われてしまうかも知れない。確かにそういう部分はあるだろう。ただ、感情移入できないだけであれば「分から…

ハッシュ!

僕は映画館が好きだ。 もちろん映画そのものも好きではあるのだけど、特に映画館という場所がとても好きだ。

「正直さ」と「寛容さ」

僕は子供のころからテレビが好きで、大人になった今でも良く観ている。 最近は、動画サイトやストリーミングサービスが発達して、テレビを持たない人も多いと聞いて少し残念に思っている。「テレビが面白くなくなった」という言葉が聞かれるようになって久し…

バケモノの子

先日の金曜ロードショウで放送された分を、ようやく観ることができた。映画のレビューとして、というよりも、最近思っていたことと重なって、これは書き留めておいた方が良いかな、ということで記事にすることにした。

恋とは

「恋」とか「恋愛」という言葉を辞書で調べてみた。 多くの場合、「相手に惹かれて切なく想う」といったことが書いてある。一方で、新明解国語辞典の第5版には、 精神的な一体感だけでなく肉体的な一体感も得たい といったことが書かれている。恋を、優秀な…

性的指向について①

自分語りの手始めとして、とりあえずテーマのひとつでもある性的指向についてまとめてみたい。

はじめに

僕は童貞である。 それも三十路を目前に控えたそれなりに年季の入った童貞である。 何故こんな事態になったのか。