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童貞見聞録

アラサーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

アイドルを楽しむ

音楽 アイドル

僕は、かつてアイドルに全くハマらない人間だった。
考えてみれば当然である。
根本はゲイ寄りのバイで、しかも無性愛者なのだから、いわゆる疑似恋愛のような形のアイドルへのハマり方にははなから向いていない。

 

世代としては、小学校から中学校にかけて時代はモーニング娘。一色。
当時、学校でも男子たちの間では誰が好きだとかいった何てことない話題が頻繁に挙がっていた。
だけれども、僕は全くと言っていいくらいに興味を持っていなかった。
曲がそもそも好みではなかったということもあるが、変なところで潔癖なのか、アイドルの楽しみ方はいかに対象に恋い焦がれるか、ということしか無いように考えてしまっていたのだ。
だから、モーニング娘。もジャニーズも良さが分からないし、当時存在していたとしてもおそらくAKBにもEXILEにもハマらなかっただろう。

しかし、昨今、アイドルの楽しみ方はいまだかつてないほどに多様化しているように思うし、現在の自分はどうかというと、時流に乗って結構楽しんじゃっているところがある。
たまにはブログらしく、自分がアイドルに対する考え方を改めたきっかけから、自分なりの楽しみ方について語ってみたいと思う。

 

 

きっかけはPerfumeだった。

 

僕はもともとcapsuleの存在をラジオで知って(多分NEXUS-2060の頃)、CDは聴かないまでも好きだな、くらいに思っていた。
そこからしばらく経って、僕にとってはその後の音楽人生を大きく変えるCMに出会った。
それが忘れもしない2007年にNHKで観た公共広告機構リサイクルキャンペーンのポリリズムである。

 


Perfume-Polyrhythm (AC公共広告機構)

正直、本人達には、なんか新しいアイドルでもできたのかな位で興味なかったのだけれども、とにかく曲が好きだった。
何てキラキラした音楽だろうと目が覚める思いだった。


曲にハマったらその後は速かった。
当時、崖っぷちだった彼女たちのために、古くからのファンの皆さんが豊富に映像や情報をネットに上げていてくれたおかげで、すぐに色んなことを知ることができた。
プロデューサーがcapsuleの中田さんだと知って、数年越しにかなり納得した記憶がある。
今では、2008年の傑作アルバム「GAME」以降、全てのシングル・アルバムを初回盤で購入するレベルには大ファンになった。

 

ネットで情報を集めていく過程で、僕の中でそれまでになかったことが起きた。
最初は特に気にしていなかった、本人たちの個性に興味が湧いてきたのだ。
Perfumeの場合、その歴史そのものがまさに奇跡としか言いようのない素晴らしさなので、そこだけでも引き込む力があったのだけれども、それ以上にパーソナリティの部分に魅かれ始めたのだ。

僕の中で3人に完全にはまるきっかけになった当時の出演番組を貼っておく。


KinKi Kids【新堂本兄弟】2008 Perfume

 

一番は、3人のバランスである。

ファンの方ならば分かっていただけると思うのだけれども、本当にこの3人のバランスの良さは素晴らしい。
3人とも全く異なる性格で、趣味嗜好もそれぞれであるにも関わらず、運命的に集まって圧倒的な魅力を発揮するグループに成長するという。
そして何より、彼女たちは自分を隠そうとしないし、全てを自然にやってのける。
いや、実際にはそうじゃないのかもしれないけれども、少なくともそう見える。

グループとしての自然で素朴な人格の凹凸。
この嚙み合わせの美しさが、音楽以外の部分でPerfumeの最も好きな部分かもしれない。
彼女たちのおかげで、性的あるいは疑似恋愛的なベクトルでないアイドルの楽しみ方を知れた気がする。
アイドルに限らなければ、TLCとかBlack Eyed Peasとかも好きだし、全然違う個性が一つのグループを作ってる感じにもともと弱いのかもしれない。

 

もう最近では彼女たちが音楽活動をしなくても良いと思うレベルに達してしまっている。

最早、何を言っているか分からないと思う。
でも、彼女たちが3人で幸せに笑い合ってくれていれば、我々のようなファンに音楽や映像、ライブを提供してくれなくても良いくらいに思ってしまっているのだ。
もっと言えば、音楽活動を続けるために、彼女たちが恋愛とか結婚その他のプライベートを犠牲にせざるを得ない状況を申し訳なく思っている。
アイドルに恋するファンとは全く別の方向で、深刻な事態に陥っている自覚はある。

去年、ファンクラブでPerfume検定なるクイズが実施され、成績上位者のみが渋谷O-WESTでライブが観られるという試みがあった。
僕は幸運にも合格し、間近で彼女たちを目撃する機会にありつくことができた。
正直言って、あの時ほどペーパー試験に強くて良かったと思ったことはない。
彼女たちが本当に目の前数メートルのところで躍動しているのを見て、あまりの有難さに合掌して拝むとともに、自分のような汚い人間が彼女たちの目に映ってしまうことを恥じていた。

そこで気が付いた。
良く考えてみると、三角形をみればPerfumeを連想し、おにぎりをみればのっちさんに思いを馳せ、猫をみればかしゆかさんの飼い猫リヨンのことを思い浮かべ、テレビで近藤春奈氏を観るたびにあ~ちゃんとの交流を想像している。
これはつまり、偶像崇拝。宗教の類だ。
彼女たちはアイドルなのか、という議論が良く行われるが、僕にとってはその意味で間違いなくアイドルなのだろう。

 

Perfumeをきっかけに、「人間の面白さ」に注目すれば、他のアイドル達も結構面白いと思えることに気が付いた。
その筆頭がハロプロである。
10代の頃はあんなにモーニング娘。にハマらなかったにも関わらず。
次の機会には、ハロプロの僕なりの楽しみ方についてもまとめておきたいと思う。