童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

ハロプロにおける名前問題

ハロプロについては、熱くなる、ちょっと冷めるを繰り返しつつ、ずっとライトに追いかけ続けている。
熱くなるタイミングとしては、割と精神的に疲れているタイミングが多いので、逆にそれがバロメータになっている。
YouTubeで再生回数が増えてきたら危険なサインなので少し休もう、みたいな。

ハロプロにハマったきっかけでも書いたように、僕は、別にいわゆるガチ恋のような感じのファンでは全くない。
元々好きな人間観察の延長として、人材の宝庫であるハロプロを気に入っているに過ぎない。
なので、基本箱推しである。
もちろん、箱の中で特にこの子が気になるとか、この子はそこまで…というのはある。
でも、全体としてのバランス(本当はバランスが一見悪そうに見えるところが魅力なのだけど)や人材間の化学反応みたいなところが一番そそられるポイントなのだ。

というわけで、ハロプロのメンバーについては、基本全員一周する。
流石に研修生までは追いかけられていないけれども、ハマって以降デビューしたメンバーに関しては一通りチェックしてきた。
そんな中で良く思うのが、ハロプロメンバーの名前の凄さである。
今回は、特に凄いと思う名前のメンバーを挙げつつ、その魅力をまとめておきたい。

 

 

まず一人目に挙げたいのが、船木結さんだ。

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読み方に注意である。
「ふなきゆい」ではない、「ふなきむすぶ」である。
初めて知った時は、よくぞこんな素晴らしい名前を!と勝手に彼女の両親に拍手を送った位だ。
船を木に結ぶなんて!しかも語感も最高なんて!
話を聞く限り、盆栽を愛する割とアーティスティックなお父さんのようなので、ネーミングセンスも優れていたのかも知れない。

名前に負けず、彼女自身も魅力にあふれている。
愛嬌を足した新垣結衣のような見た目からは想像できないパワフルでハスキーな歌声。
しかも、中身はこってこての大阪人というギャップ。
現在アンジュルムというグループに属しているが、残念ながら卒業が決まってしまっている。

さて、やはり彼女の魅力を語る上では元々所属していたグループ、カントリー・ガールズに触れざるをえないだろう。
カントリー・ガールズというグループは、ハロプロ史上に残る女傑・嗣永桃子の置き土産である。
名前の通り少し昭和歌謡を意識して、他のグループにはない魅力をたくさん持ったグループだった。
特にももち卒業後の5人体制には大変期待していただけに、その後の兼任騒動から去年の活動休止に至るまで、本当に残念でならなかった。
懐古主義者として罵られても構わないが、やはり僕はカントリーにいる船木さんが好きだった。

カントリー・ガールズの魅力は、学園少女漫画に似ている。
主人公は、ドジでおっちょこちょいだけど一生懸命でまっすぐな森戸さん。
先輩には、お嬢様育ちで学園愛強めの山木さんと、ナルシストで変人だけど本当は優しい小関さんがいる。
後輩には、わんぱく不良少年の船木さんと頭脳明晰・優等生の梁川さんのコンビ。
そして理事長には、当然、嗣永桃子氏。
同期の梁川さんとしょっちゅうぶつかり合う癖に、森戸さんに悪戯するときは強力タッグを組む船木さんが最高だった。
止まらなくなりそうなので、彼女たちの一つの到達点と思う楽曲を貼って終わろうと思う。


カントリー・ガールズ『ピーナッツバタージェリーラブ』(Country Girls[Peanut Butter Jelly Love]) (Promotion Edit)

 

二人目は、段原瑠々さんである。

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読み方は「だんばらるる」である。
いやあ凄い。
響きの抜群の安定感。
瑠々という名前は、一見キラキラネームのような印象があるが、上に段原を付けるだけでこんなにも迫力が出るとは。
他のメンバーにも言えることだが、将来結婚されるときにも何とかしてこの苗字は死守してもらいたい。
お姉さんは梨里(りり)というらしい。
本当に凄い親である。

ご本人は、何と言っても歌が素晴らしい。
彼女はJuice=Juiceというグループの二期メンバーに当たるのだが、実はその加入については賛否両論あった。
オリジナルメンバー5人での活動期間が長く、しかもグループとして完成されてきたというタイミングでの新メンバー加入だったからだ。
しかし、そんなファンの心配を加入後の新曲「Fiesta! Fiesta!」の最初のソロパートで簡単にねじ伏せてしまった。


ジュースジュース 「Fiesta! Fiesta!」

当時の最初の披露に近い講演の様子をYouTubeで観て、彼女がソロパートを歌ったときに上がった怒号のような歓声は忘れられない。
長い手足を活かしたダイナミックな動きも素晴らしく、いまやJuice=Juiceに欠かせないメンバーとなっている。
元々Juice=Juiceには、高木さんという歌姫がいたのだけど、そこに段原さんが加入したことで高木さんの歌にも変化が現れているような気がして、そんなところも面白い。

元々スキルの高いハロプロの中にあって、Juice=Juiceは特に技術面で光っている。
いま、特に同世代の女性の友人にハロプロのお薦めグループを聞かれたら、間違いなく彼女たちを挙げるだろう。
山崎あおいさんの描く大人女子の世界観をしっかり描けるレベルに先輩メンバーがちゃんと成熟していて、新メンバーを引っ張っている。


Juice=Juice『好きって言ってよ』(Juice=Juice [Tell me that you love me.])(Promotion Edit)

 

最後は、夏焼雅さんである。

https://www.vivi.tv/wp-content/uploads/2019/05/30132929/021.png

読みは「なつやきみやび」である。
活動停止してしまったBerryz工房のメンバーで、今はPINK CRES.としての歌手活動やモデル活動などをされている。
というわけでハロプロとしては割と古くからのメンバーなわけだが、いまだにこの名前を超えるハロプロメンバーは現れていない。
夏に焼いて雅って!!
ご本人がちゃんとギャルっぽく育っていったのも含めて完璧だった。

しかも期待を裏切らず、ちゃんと心優しきギャルなのだ。
あの猛獣ばかりが集まったBerryz工房にあって副キャプテンを務め、調整役としてキャプテンを支えていた。
持ち前のプロ根性で尖りまくっていた若きももちや、気が強いけど傷つきやすくて繊細な菅谷さんなんかがいる中で、彼女の果たした役割はきっと大きかったと想像する。
多分その根本で、メンバーに対する愛がとりわけ深いのだと思う。
最後のMVとなった「Love Together !」の撮影中に思わず泣いてしまった彼女が忘れられない。
そんな愛情深いところもギャルっぽい。


Berryz工房『Love together!』(Promotion Ver.)

そしてアイドルとしては、抜群の器用さを持っていた。
ダンスも歌もすぐ自分のものにして魅力的に見せるスキル。
元々、Berryz工房は歌いこなすのが難しいバラエティに富んだ楽曲があてられる。
もちろん他のメンバーも凄いのだが、中でも彼女は抜きんでていたように思う。
Berryz工房の魅力を語り始めると止まらなくなるので、最初の台詞一つでその巧さが実感できる楽曲を最後に貼って終わりにする。


Berryz工房 『アジアン セレブレイション』 (MV)

 

最後に。

本当は、一番新しいグループであるBEYOOOOONDSの清野桃々姫(きよのももひめ)さんとか(ももひめって!)も紹介したいところだったが、余りにも長くなってしまうので諦めた。
それにしても、改めて記事を書くに当たって振り返ってみて、その人材の厚さに驚かされる。
書いていて楽しかったので、また書きたい欲が高まってきたら、ハロプロネタでも記事を上げたいと思う。