アメリカに来てから、既に2カ月以上が経過した。
最初の1週間くらいこそ躓いたものの、今のところ心身ともに健康な状態を維持している。
なんだかんだで日本から頼まれた仕事があったり、リモート打ち合わせに出たり、なかなかこちらにどっぷりと言う感じにはなっていないからかも知れない。
今のところ、ホームシックの兆候すらない。
ただ、インターネットやAIが席巻する現代において、ホームシックは克服されつつある病だと思う。
検索でもAIチャットでも、母国語のコンテンツにアクセスするのはたやすいし、SNSで家族とも友人とも即時に連絡が取れる。
すぐに繋がれるので、寂しさを感じる瞬間はかなり少ないと思う。
ちょっと意外だったのは、日本に居る時は一カ月に1回の頻度で帰っていた実家に、いまだに一度も電話していないこと。
時差があって連絡しづらいのもあるが、1か月以上の単位で声も聞いていないというのは、もしかしたら人生初かも知れない。
ちなみに母親とは1週間に1回くらいチャットでやり取りしているので、何となくの状況は分かっている。
そういうことで何となく安心感があって、必要以上に連絡を取ろうと思わないのかも知れない。
どこかに出かけたらハガキでも送ろうと思っていたので、既に何通か送ってみているが、これはいまだに届いていないらしい。
チャットでまだハガキが来ない…とやり取りをしているのが何だかバカみたいだが、そうでもしないと本当に漢字の書き方を忘れそうで、半分そういう目的で書いている。
寂しくないのは良いことなのだろうが、逆に外国語は習得しづらくなっていると思う。
スーパーも無人レジが導入されているし、スタバでコーヒーを頼むのもアプリで完結してしまう。
下手をすると、一言も英語を話さず、逆にスマホに日本語を打つだけで一日を終えることも可能だ。
職場でもっと話すようにすれば良いのだろうが、やはり日本語のように雑談をするのはハードルが高くて、コーヒールームで楽し気に話しているところに混ざっていく勇気がまだ持てない。
実験に参加する時も基本は見学なので、あまり話さずに大人しくしている(、と言うか議論できるほどに習熟できていない)。
その意味で、シェアハウスを選択したのは本当に良かったと思っている。
ただ、シェアハウスでも忙しくて挨拶だけになってしまう日はあるし、自分から話す機会を作っていかないと英語の上達は難しいのではないかと思い始めている。
そこで最近は、日本語と英語の言語交換イベントを開いているオンライングループに参加したりして、英語を話す機会を増やす努力を始めてみた。
時間を区切って英語と日本語で話すイベントなので、お休みしながらトライできる感じだ。
生活基盤も安定してきたし、遊びに行けるくらいの友達ができたら良いなというスケベ心もあったのだが、参加者は結構日本在住の日本人が多くて、ちょっとそういう目的には適していなかったようだ。
割と近所で対面のイベントをやっている同様の言語交換グループもあるらしいので、今度はそっちにも参加してみようかと思っている。
そして、8月にはもう少し時間ができるはずなので、折角なら語学学校に通うのも良いかも知れない。
長期間海外に住む機会なんてなかなか得られないので、可能な限りしゃぶり尽くしたいとは思いつつ、ちょっとやり過ぎかなとブレーキをかけたい自分もいる。
こうやってバリバリ活動的にしていると、急に挫けて深刻なホームシックに陥る可能性も。
来週は実験も出張も入っていて忙しいし、無理しないように気を付けたい。