昨日までとは打って変わって、今日は一人暮らしを満喫してしまった。
何となく仕事をしようとは思っていたけれど、細かな計画はまるで立っていなかった。
朝起きたいと思いつつも何となく布団の中でダラダラしてしまって、結局10時過ぎに起き上がった。
髪を切ろうと予約の電話をかけるも都合が合わず、行きつけのパン屋で朝兼昼飯を買おうと家を出たのが11時過ぎ。
結局パン屋は休みで、少し遠いパン屋まで足を運んで幾つか購入。
仕事場でパンを頬張りながらPCと睨み合うも、なかなかエンジンかからず。
とは言いつつ、論文を読んだり今度の学会発表のポスターを作り始めたり(終わってはいない)輪講のアナウンスを入れたり業者に支給品を発送したりした。
自分の用事としても、年賀状を書いたり次の遠征のための宿を取ったり証券会社に送るための書類を通ったりした。
ダラダラ動いた割には、それなりに活動できた気がする。
明日は今シーズン最初のスキーに行くつもりなので、ガソリン入れて早々に帰宅。
さっさと食べて寝ようかと思ったけれど、もう少し自由時間が楽しみたくて一人飲みに出かけてきた。
みんなお節料理に飽きた頃なのか、飲み屋はどこも混雑しているようだった。
焼き鳥とハイボールを頂いて、ささっと帰ってきた。
行き当たりばったりで過ごした割に、満足感がある一日だった。
大学院を卒業して10年弱、自由な時間の使い方に慣れきってしまった。
一人暮らしは僕の性格にかなり合っていたようで、今となってはどうやって実家で暮らせていたのかも分からなくなっている。
生来の体が丈夫な方ということもあって、ほとんど大した病気に罹っていないことも大きい。
僕は、誰かの助けがなくとも自分の面倒は見られる人間だったらしい。
正直なことを言えば、この生活を手放し難くなっている。
と思う一方で、多分この生活は、好むと好まざるとに関わらず急に終わるものだろうとも思い始めている。
と言うか、実感で両親の老いを目の当たりにして、3-4年後くらいの遠くない将来、ここに戻らねばなるまいと思った。
もっと抵抗感があるかと思ったけれど、不思議とそうでもない。
多分、30代の最も体力的にも金銭的にも時間的にも余裕があるタイミングで一人暮らしが謳歌できたからだろう。
もうそれなりに楽しませてもらった。
どこかで何かに返すと言うか、バランスを取ることも必要だろう。
この気持ちのまま、そのタイミングを迎えたいと思っている。