童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2025年1月3日

結局、昨年の振り返りも満足にできないまま年を越して、新年最初の日記も三ヶ日の最後になってしまった。
この間何をしていたかと言えば、推しのライブに通い詰めてカウントダウンを共に過ごし、実家でダラダラしながら親孝行の真似事をしてきたのだった。

推しのライブは、相変わらず楽しかった。

www.perfume-web.jp

このために自分は生きてきたのだと思えるくらい、広い会場のどでかいスピーカーで好きな音楽を浴びる体験は、やはり良い。
今回のツアーの試みの一つとして、彼女達が各回セットリストをその日に合わせて変更する、というものがあった。
宣言通り、1日目と2日目、そしてカウントダウンと、見事に曲目が変えられていた。
高いスキルはもちろんのこと、長いキャリアとスタッフとの信頼関係、ファンへの眼差しがなければ成し得ないこと。
大御所とまではいかなくとも、既にベテランの域に達しているからこそのライブだったと感じる。

彼女達は自分の2学年下であり、ずっと一緒に年を取ってきたような気持ちがある。
僕自身も仕事場では中堅とかベテランとか言われるような立場になりつつあるし、どこかシンパシーみたいなものがあるのかも知れない。
楽曲や演出も、常に「今」の彼女達に相応しいものが用意されてきた。
これからもきっと、驚きや感動や喜びと一緒に、共に闘っているような心強さを分けてもらうのだろうと勝手に思っている。

年末年始、ライブに行きつつ実家で過ごしたのだが、さらに両親の老いが進んでいて心がざわついた。
一日中ずっと同じ話題を繰り返す父に、体力の衰えが進む母。
特に父に関しては、もしかすると認知症が始まっているのかも知れない、と恐ろしくなる。
散歩で登った山から降りてくる時に道が分からなくなる、薬の置き場所を忘れて探してばかりいる、夕飯の後すぐに食卓で居眠りを始める。
改めて事実を羅列してみると、既に始まっていると言うべきだろう。
しかも、自分で自分の能力を試してみたくなるようで、敢えて難しいことに挑戦しようとするところが危なっかしい。
本人があまり塞ぎ込んでいるように見えないところはまだ良いが、今年は注視すべきだろう。
それを横で見ている母の様子も気になるし。

今年もなかなか心配事は減らないだろうが、何とかやっていくしかない。
仕事はかなり忙しくなる予定だし、これまで以上に時間の使い方に気を遣う必要がありそうだ。