童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2023年11月13日

順調に回復している。
咳もだいぶ治まってきたので、のんびりしつつ在宅でできる仕事を粛々と行った。

メールや書類仕事を片付けながら、現場で働いている同僚達とのチャットを覗いていると、体調を崩している人がどうも多いようだ。
とりあえず自分がうつしたかも知れない人たちには一通り連絡して経過を見てもらっていて、今のところ発症はないようなので感染源にはなっていないと思っている。
やはり、このところの大き過ぎる昼夜の寒暖差や、週末に入って一気に季節が進んだ感じが、調子を狂わせているのだろう。
その変化が最も大きいタイミングに伏せっていたおかげか、僕自身はとりあえず追従できているような気がする。
復活した後は、調子の出ない彼らの分も働かねばなるまい。

そういえば、紅白歌合戦の出場歌手が発表された

www.nhk.or.jp

大方の予想通り、元ジャニーズ事務所のアイドル達が姿を消していた。
個人的には、あれだけの大規模かつ長期にわたる犯行と組織的な隠蔽だったわけだし、まあ仕方ないかなと思う反面、これまでそれを薄々知りながら良しとして出場させて白組司会にも何度も起用してきたのだから、紅白自体を一回休みますとしたって良いのでは、と思わなくもない。
そもそも僕の中では、不世出のアイドルグループだと思っていたSMAPをあんな風に終わらせた事務所(と某テレビ局)のことは、とっくに見限っていた。
この際なので、膿を出し切って欲しいと願っている。

それにしても、これだけ音楽の聴かれ方が変化して、もう老若男女全国民が知っている音楽などというものは幻想となってしまった現在でも、ちゃんと紅白が続いていることは結構凄いことだと思っている。
年末に、家族みんなで紅白を観るという体験は、どれくらいの人がしているのだろうか。
かつてのように皆が知っている歌をみんなで聴くというのは無くなってしまっても、紅白を肴に各人が知っているアーティストや歌を教え合う場になっているのだろうか。
それとも、もうみんな紅白なんて観なくなっていて、滅びゆくところを観測しているだけなのだろうか。
僕としては、やっぱり滅びゆくには惜しい文化だなと思っていて、大衆音楽の文化的な連続性みたいなものを記録し続けて欲しいという気持ちがある。

そんなことを書きながら、毎年全部は観ていないのでそんなに偉そうなことは言えない。
自分の推しは、今年も出場が決まっている。
呼ばれなくなったら、早く紅白なんか滅びてしまえとか簡単に言い切ってしまいそうで、手前勝手な都合をさも賢そうにこじつけているだけかも知れない。