今日は行ったり来たりの一日だった。
職場で業者の対応をするために出勤して、昼からはとある研究会に参加するために移動、でも結局業者の作業終了にも立ち会うためにまた職場に戻ることになった。
研究会自体は配信でも聞けたので、実は現地まで行く必要はなかったなと少し反省している。
間に郵便局に行く私用を片付けられたので悪くはなかったが、あまり効率的な時間の使い方とは言い難かった。
研究会に最後まで参加していれば現地で知り合いと飲みにでも行けたかも知れないが、職場に戻ってしまったためそういう感じでもなくなってしまった。
当てが外れて料理をする気分でもなく、ファストフードを買って済ませてしまった。
そんなわけで多少時間もあったため、同僚から借りた「アルジェントソーマ」を見始めた。
2000年に放送されたアニメらしい。
当時自分は中学生。
その頃はアニメをそれほど観なくなっていて、存在自体知らなかった。
が、少し歳上の同僚に薦められて、DVD BOXを丸ごと渡されたので、観ないわけにもいかなった。
エヴァが放送されて5年後の作品ということもあって、テーマや設定は多少似たものがある。
謎の生命体に襲われること、その生命体を改造して再起動しようとしていること、神話(エヴァは聖書だったが)との関連を示唆する台詞が散りばめられていること。
おかげで抵抗なく世界観に入り込むことができて、まだ2話まで観たところではあるけれども既に面白く感じられている。
それにしても、当時のアニメーションの演出の素晴らしさに驚かされる。
主人公たちがとある実験施設に入るシーン。
キャラクターたちの足元のカットでそれぞれが入っていく様子だけを映している。
その所作の違いだけで、人間性や立場や感情を描き分ける、何とも映画的で見事なカットだった。
背景美術の滲んだ質感とか、滑らかに動き過ぎないキャラクターの表情も、逆に情報量が絞られて見易い。
改めて、この頃のアニメーションの質の高さに感動してしまった。
2話までのところで既に大きく物語は揺さぶられている。
主要キャラクターだろうと思った人たちも、呆気なく死んでいる。
あまり生活リズムに影響しないように1日DVD1枚(2話)くらいを目安にしようと思っている。
しばらくは、家での楽しみが一つ増えそうだ。