童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2023年12月5日

ここのところ仕事が忙しいせいもあって、どんどんと部屋が汚くなっている。
以前はそろそろ片付けたいなと思うと、友人や同僚を家に呼ぶことで、強制的に片付ける気力を召喚していた。
最近は人を呼ぶような余裕もなく、また呼ぶ人も一巡してしまったため、仮に呼んだとしてもまあ多少汚くて良いかという甘えが出始めている。

最終手段としては、引っ越しをすると言うのがある。
個人的には引っ越しは結構好きで、既に一人暮らしを始めてから2回引っ越している。
今住んでいる部屋は破格に安いため割と長く居ついているが、再来年には取り壊しが決まっていて、来年中くらいには3回目の引っ越しをせざるを得ない。
つまり、その時には一旦片付くことが決まっている…と言う点もまた、普段の片付けをより億劫に感じさせている。
取り壊しということで、復元や清掃の義務も解除となる。
あまり迷惑にならない範囲で、捨て難いものを置いて行ってしまおうかくらいに思っていた。

あまりにも掃除が嫌いなため、何年か前ルンバを購入した。
頻度は多少減ったものの、それでも1ヶ月に1回くらいは起動している。
よく言われる話ではあるが、確かにルンバを飼っていると、あまり床に物を置かなくなった。
ルンバを起動すると健気に部屋の床を吸い取ってくれるのだが、たまに障害物に当たると止まってしまう。
大体ルンバを起動している時に家主は外出していることが多いわけだが、ルンバが止まってしまうとスマホに通知が来る。

ルンバが助けを求めています。

これが、ものすごく庇護欲を掻き立てる。
飼い主が不精なばかりに代わりに掃除をしてくれているにも関わらず、床に物を散らかしていたせいで引っかかって動けなくなっているのだ。
こんな人間の元にやってきてしまったために、要らぬ苦労をさせている。
とてつもない罪悪感がある。
以来、床にだけは無駄なものを置かないようになった。
代わりにデスクの上には物が散らかり放題なのだが。

趣味のグッズも増えていく一方で、減らす予定もない。
結局、よほどのことがない限り、次の引っ越しまでは片付きそうもないと思いつつ、地味なストレスを日々感じている。