童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年4月25日

今日は、自分が世話人をしている交流会が行われる日だった。
内輪の研究会のような感じで、毎回世話人の間で話題を決めて担当者に依頼し、発表してもらっている。
進行役を僕が務めて、3件の発表をしてもらった。

少し超過気味ではあったが、最初の2件は想定の範囲内くらいで終わったのだが、3件目の発表がとても長かった。
依頼の時に目安として伝えた長さの2倍程度話し続けて、あまりのことに途中で止めてスライドは残り何枚か尋ねてしまった。
お願いしている手前、発表を途中で遮るのは忍びないのだが、内輪の会とは言っても毎回50名程度が参加してくれる会で、長時間の延長は障りがある。
リモート会議なので途中退室自由だが、流石に全体で2時間は超えられない。
結局最後の部分は巻いてもらって、質問も必要最低限しか受けられなかった。

学会などに行くと、たまに発表時間に比してあまりにも多いスライドを作ってくる方を見かける。
偉い先生に多いが、発表時間の終わりを知らせるベルが鳴らされてもお構いなしだったりする。
そう言えば「動物のお医者さん」でもまさに同じことがネタにされていた。
当時に比べれば発表の機材も大きく様変わりしているが、何十年経ってもそういう部分は変わらないのかも知れない。
しかし、座長にしてみればたまったものではないだろう。
後に発表も控えているし、会場の都合もあるし、聴衆が段々だれてくるのも伝わるはずだ。

学生だった頃、指導教官には発表時間を守るように口を酸っぱくして言われた。
確かに、自分は少し長く話しがちな癖があったと思う。
でも、大事なポイントがまとまらずにただ長い発表は、情報伝達としても適切でない。
きちんと実現できているかはさておき、なるべくシンプルな発表になるように心掛けている。
特に午前中のセッションの最後の発表などは、大体聴衆も早く昼食に行きたい顔をしているのが分かる。
最近は、そういう時に発表をさらに簡素にして皆の期待に応えるくらいには、空気も読めるようになってきた。

ただ、座長の立場で発表時間の超過をうまく収める術はまだ身に付いていない。
どうしたらうまくできるのか。
そもそも、うまく収めている様子を見たこともないから、手本がない。
自ら編み出すには、まだ修行が足りていない。