童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年2月19日

最近、アウトプットばかりでインプットが足りないことが気になっている。
要するに、勉強する時間が取れない。

学会で発表をする、論文を書く、共同研究者と打ち合わせる。
どれも大体、直近の実験結果を解析して報告しているだけなので、ほぼアウトプットの作業になっている。
アウトプットばかりが続いていると、どんどん残弾数が減っていっているような、不安な気持ちが強くなる。
最近はもう、打てる弾もないのに何とか以前の話題をお化粧だけ直して出しているような、そんな気持ちに襲われている。

本当は、教科書を読んだり論文を読んだりしたい。
あるいは、ちょっと畑の違うセミナーを受講したり、新しい解析コードを試してみたりしたい。
けれども、そういうことをする時間と余裕が失われている。
雑務を処理して、装置組み立てのための打ち合わせに追われ、会議や研究会の発表資料を作り、書きかけの論文のための図を描いたりしている内に、気が付くと一日が終わっている。
休みの日を使えば良いのかも知れないが、実家に帰ったりスキーに行ったり、遊んでしまっている。
結局、余暇の時間をそれに充てるほどには、研究が好きではなかったということかも知れない。
何だか身も蓋もない話だけれども。

アウトプットばかりしていればいつか限界を迎える。
と言うか、実は、もう迎えているかも知れない。
勉強不足なまま目の前の仕事を片付けてしまっていて、実は世界から見ると周回遅れのことをやっているのではあるまいか。
そんな気がして、たまに恐ろしくなる。
そのことを確認することが怖くて、勉強を忌避している部分もないとは言い切れない。
それも含めて、ちゃんと勉強の時間が取れない(と言い訳しているかも知れない)ことが、最近の一番の悩みになっている。