童貞見聞録

アラサーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

M男×M女の悲劇(Secrets×魅せられて)

以前、失恋ソングの記事で、男視点の楽曲と女視点の楽曲をカップリングするという新しい遊びを体得したことを説明した。
今回、満を持して新しいカップルを見つけたので、ここに紹介したい。

先日、The Weekndの曲をYouTubeで聴いて以来、気になっている。
気になりすぎてアルバムまで買ってしまった。
マイケルを思い起こさせるファンキーで透明感のあるボーカルにちょっと懐かしいようなアレンジ。
幅広い年代に愛されそうだし、他のアーティストとのコラボも馴染みやすい。
特にDaft Punkをフィーチャーした楽曲では抜群の相性の良さを見せている。
カナダの27歳、期待のシンガーソングライターだ。

さて、そんな彼のSecretsという曲をここでは取り上げたい。


The Weeknd - Secrets

とてもシンプルで平易な英語だけで書かれた歌詞なので、原文のまま載せてみる。

Everybody here wants you
My love, my love
And I know that you want them too
My love, my love
I ask you what your heart desires
My love, my love
You tell me I'm the only one
My love, my love

It's a lie, a lie
I catch you every time
In your lies, your lies
Every time you close your eyes

I hear the secrets that you keep
When you are talkin in your sleep

要するに、付き合っている女性にとって自分はキープくんらしい、ということを彼女の寝言から知る、というような歌になっている。

なかなかショッキングな内容ではあるが、曲調から推し量るに、どうやら主人公はこの女性に対して、まだ気持ちがあるように見える。
彼女の嘘にあえて騙されて、劣等感と嫉妬心にまみれながらも付き合いを続けていこうというM男的解釈も可能ではないだろうか。
というか、MVを観ていると、その解釈の方が似合うと思ってしまった。
別にThe WeekndがM男に見える、と言いたいわけでは多分ない。

 

さて、この歌を聴いて即座に思い浮かんだのが、ジュディ・オングさんの魅せられてだ。


ジュディ・オング 魅せられて

子供の頃から知っている曲だが、当時からスゴイ歌詞だと思っていた。

南に向いてる窓を開け
一人で見ている 海の色
美しすぎると 怖くなる
若さによく似た 真昼の蜃気楼

Wind is blowing from the Aegean
女は海
好きな男の腕の中でも
違う男の夢を見る
Uhー Ahー Uhー Ahー
私の中でお眠りなさい
Wind is blowing from the Aegean
女は恋

要するに、違う男の夢を見ていたために寝言でバレてしまった、というところでSecretsと繋がると言いたいわけだ。
そして、何より、全てを海のように受け入れようという大胆なヤリマン宣言。
Secretsの男の苦悩も嫉妬も、全部溶かし込んでくれそうだ。
そして、この女性は風を受け入れて揺れる海なので、どちらかと言えば受動的ヤリマン、慈母神の域に達したM女と呼ぶべき存在である。
複数の男の間で揺れ動き、引き裂かれることも人生のスパイス位に思っているかもしれない。

と考えると、一般的には悲劇的な関係だが、このM男×M女ペアはある意味で幸せとも言える。
悲惨であればあるほど、燃える関係。
時、国、人種を超えて、まさかのベストカップル誕生かも知れない。

全てはエーゲ海の風の所為ということにしておこう。