童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年1月5日

ずっと楽しみにしていた「ダンジョン飯」のアニメ第1話を観た。
先日、原作の漫画がついに完結を迎えて、それが最高だったのでちゃんと感想をまとめようと思っている内に、アニメの方の放送が始まってしまった。
このままだとまとめない内に最終回を迎えてしまいそうなので、近い内に何とかしたいと思っている。
作品に対するメインの感想は別にまとめた記事を書くとして、アニメ版の方の感想をとりあえず残しておこうと思う。


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ダンジョンで現れる魔物を調理して食うという至極シンプルな話なのだが、原作は、キャラクター設定から世界観まで見事なほど作り込まれていて、一つ一つのエピソードが、何重にも物語的意味を帯びていて何回読んでも飽きさせない工夫が凝らされている。
ここ最近では一番好きな漫画だったこともあって、TRIGGERが満を持してアニメ化というニュースを観た時には本当に嬉しかった。
ただ、このニュースの時にはまだ完結していなかったので、どうするのかな…と心配していたのだが、ぶち抜き2クールで最後まで走り抜けるようで、ホッとしている。

さて、第一話の感想としては、ちゃんと面白くて安心している。
まだ第一話なので、ダンジョン特有のお約束みたいなものが一通り出てきてそれがギャグ的に消費されているように見えるのだけれど、それがちゃんと単体として面白いと思えるようになっている。
そして、研究者畑の人間としては共感を覚えずにはいられない、主人公ライオスの描き方。
最初こそ妹思いの義を重んじる戦士…と思いきや、しっかりとヤバい匂いを漂わせている。
愛情と好奇心、理性と狂気、矛盾したものが同時に存在する感じ。
これこそが人間味だよな、と思わせてくれて、原作ファンとしてはそれだけで満足だった。

今後も大好きなエピソードが目白押し、一週間の楽しみが増えてとても嬉しく思っている。
アニメを楽しみつつ、原作の感想を早くまとめてしまいたい。