童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年4月4日

ようやく忙しかった日々が落ち着いてきた。
書き物の仕事がだいぶ溜まっているけれど、とりあえず一旦体を回復させないと、すぐには取り組めそうもない。

日中に同僚のドイツ出張の話を聞いていたら、何だかどうしてもビールが飲みたくなってしまって、今夜は唐突に飲みに出かけてきた。
近所のクラフトビールが飲める店に入って、Kindleで読みかけの小説を開きながら、ソーセージとザワークラウトをあてに2杯。
一人だと色んな種類を飲んだり食べたりすることは難しいけれど、サクッと済ませられて良い。

数年前に一人で飲みに行く楽しさを覚えてからと言うもの、大きな仕事が片付いた時や極度のストレスを感じた時なんかはよく繰り出している。
ケチな心が働いて飲み過ぎないし、何よりストレスがない。
皿に残った唐揚げを食べて良いか考えたりしなくて良いし、空になったグラスを気にしてメニューを渡したりしなくて良い。
一人で飲みに行って帰ってくるといつも、全然疲れていないことに驚く。
裏を返せば、いかに飲み会で無意識下の気遣いをしているか。
別に自分が気の利く方だとは思わないけれど、それでも色々と考えてしまっているらしい。
誰かとお酒を飲むのもそれはそれで楽しいけれど、よほど気の合うメンバーでない限り、それなりの体力と精神力を要する。
純粋にお酒を楽しみたいだけだったら、一人の方がノイズが少ない。

今日も一人で楽しくビールを楽しんでいたのだが、近くの席が外国人のグループで、ずっと英語で同僚と思われる人々の話をしていた。
誰々さんはとても良い人だとか、誰々さんはミスを犯しているとか、誰々さんは頑張っているとか。
飲みの席でその場にいない共通の知り合いの噂話や評価をしがちなのは、日本でも外国でも変わらないらしい。
自分だって同僚と飲みに行ったら、そんな話ばかりしている気がする。
きっととても疲れる飲み会に違いない。
彼らは僕が店に入ってから出るまでずっと話していたけれど、閉店まで続けていただろうか。
今の僕にはないタフネスだ。