童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年7月1日

弾丸海外遠征ツアーを終えて、無事に日本に帰ってこられた。
結局深夜に空港に着き、自宅に戻った頃には日付が変わっていた。
今日は朝から出勤が決まっていたので、体は結構疲労感が残っている。

新型コロナウィルスが流行してからは海外出張もなかったので、5年振り位。
空港での出国手続きが記憶よりも大幅に簡略化されていて驚いた。
入国するときにもパスポートを自動で読み取って、適切な言語で指示が合って指紋採取と写真撮影。
あまりのスマートさで、少しも構える必要なく、何なら一言も発する必要なく渡航できてしまった。
出張以外での海外旅行も、大学生の頃以来なので、実に約20年振り。
いちいち航空チケットやホテルのレシートを取っておかなくて良いことが新鮮だった。

ライブの感想は、また改めて残すことにして、久々の海外(今回は上海)の感動を残しておきたい。
とにかく嬉しかったのは、町のそこここに見える文化の違い。
土日でも平気で進められる工事、歩道脇で進められる防護眼鏡なしの溶接作業、必要最低限しか稼働していないエスカレーター、当然のように無視される幹線道路の赤信号。
遵法心の閾値の余りの違いに、海外の旅行の醍醐味を感じてしまった。
日本ではとてもあり得ないことだろうが、だからこそ高いスピード感で発展していけるとも言えるので、一概に悪くも言えない。
日本は規制が増えるばかりで身動きが取りづらくなっていることを考えると、もっとバランスを取るべきだろうと思える。

一点、明らかに日本が負けているなと感じたのは、電子決済の使いやすさ。
海外からの渡航者でも、電子決済アプリを登録しておけば、地下鉄からバス、タクシーと言った移動手段は勿論、コンビニでもスーパーでも土産物屋でも、全てそれで事足りてしまう。
一応少しは両替して現金も持ち歩いていたが、ほぼ使わずに持ち帰ることになった。
特に感動したのはコンビニで、セルフレジに商品をスキャンして最後にアプリのバーコードをかざすだけ。
後は登録されたクレジットカードから中国元で落とされる。
日本の電子決済は乱立し過ぎて、日本人ですら使いにくいと感じることがある。
海外からの旅行者が年々増えている状況を考えると、きっと近い将来には上海と似たシステムが出来上がるのだろう。

渡航費は上がっていくばかりだが、やはり海外には定期的に行っておきたい。
価値観のリフレッシュ効果の即効性が違う。
来月末には、今度は出張で海外渡航が待っている。
上海とはまた違う刺激だろうことは間違いないので、楽しみにしている。