童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2023年11月9日

昨日から続いている体調不良。
日が変わっても熱が下がらないので発熱外来へ。
熱と倦怠感以外に特に症状もないのでてっきりインフルエンザかと思っていたところ、抗原検査で新型コロナ陽性を示す線がはっきりと現れてしまった。

それまで呑気に構えていたのに、向こう5日位はほぼ家から出られないことが確定し、帰宅してからは方々に謝罪と仕事の代理依頼の連絡。
特に土曜はとある講演会の司会をすることになっていたため、急遽代役を立ててもらうよう調整をお願いする羽目に。
潜伏期間は主に2-3日ということなので、十中八九日曜に参戦した音楽フェスが原因だろう。
遊び過ぎて仕事に穴を開けてしまうという大失態。
消えて無くなりたいような気持ちになっている。
解熱剤のおかげで熱は下がっているので、頭痛と倦怠感だけが残っている。
働けないわけでもないので、とりあえず在宅でできる仕事は進めておくつもりでいる。

矛盾するようだけれど、こんな時にも仕事の心配ばかりしている自分がふとした瞬間に嫌になる。

仕事の重要性は、第一に日銭を稼ぐことがくるのは当然として、第二には社会的な居場所づくりがくると思う。
もっと砕けた言い方をすれば、そこにいてもいいよ感というか世の中に必要とされている感というか。
他者に何かを頼まれたり、自分が居ないと組織が困るだろうと感じたりすることは、重荷になることもある反面、同時にある種の優越感とか承認欲求とか自己肯定感みたいなものを満足させる効果がある。
あまり好きな言葉ではないが、それを「やりがい」と呼んだりすることもあるだろう。
それ自体が悪いこととは思わないが、行き過ぎると仕事以外の自分に価値を見出せなくなりはしないか。
僕の場合、仕事に偏ることが、一人で自分の形を定義できない弱さの現れのような気がしてしまうのだ。

本当は、誰かに必要とされなくても自己を保っていたいと願っている。
そう願いつつ、やっぱり不安でメールを返してしまうし、ゆっくり休んでくださいと言われるとどこかで焦っている。
30代も半ばを過ぎて、本当に情けない話だと思う。