童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2023年12月7日

昨夜このブログに日記を書いた後、「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観てきた。


www.youtube.com

水木しげる先生の生誕100周年記念として作られたゲゲゲの鬼太郎シリーズの劇場版。
まだ目玉になる前の親父に焦点を当てて、鬼太郎が産まれるきっかけとなった出来事を描いた作品になっている。

多くの人が指摘するように、いわゆる因習村もの。
何かの秘密を抱えた閉鎖的な村にやってきた主人公たちが、やがて恐ろしい事件に巻き込まれていく。
アニメーションについてはちょっと荒削りかなと思う部分もあったけれど、ストーリーは面白く、とても良くできていた。
水木しげる先生の持っているしっかりとした戦争観や、怪異を通して継続的に取り組んできた人間の欲望や野心の問題はしっかりと継承されている。
内容が内容だけに子どもにはおいそれとみせられないだろうが、倫理的には安心感があるストーリーだった。

鬼太郎の親父にしろ人間の主人公・水木にしろ、決して全くの善人というわけではないところが良い。
親父は人間たちに対して基本的に冷淡だし、水木もちゃんと狡くて利己的なキャラクターになっている。
彼らが絆めいたものを深めることになる経緯も、描き方が上手いので違和感がない。
今回は鬼太郎誕生までの話だったが、彼が育っていく過程も観たいと思わせるくらいには、魅力的なブロマンスであった。

ただ一つ、どうしても受け入れがたかったのは、猫娘のビジュアル。
最近の鬼太郎では現代っぽくなっているということはSNS等で知ってはいたが、実際に目の当たりにするとやはりきつかった。
別にストーリーに直接関わらないので全く許容範囲なのだけれど、昔のイメージが強すぎてどうしても…

多くの人と同様、僕も小学生の頃に妖怪大好き少年になっていた時期がある。
毎週日曜の朝に「ゲゲゲの鬼太郎」を視聴し、夜になれば空を一反木綿が飛んでいないか目を凝らしていた。
おそらく僕の記憶の猫娘は第4期くらいで、レンタルビデオ屋で昔のシリーズも借りたりしていたので第3期くらいまでが馴染み深い。
厄介な古参オタクみたいでこんなことは言いたくないのだが、やっぱり妖怪というからには、恐ろしくもちょっとひょうきんで可愛いくらいに留めて欲しいと思ってしまう。