童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年2月13日

推しに会いに行ってきた。
仕事を昼過ぎまでで切り上げて、いそいそとライブ会場に向かった。
久々のライブハウスで、とにかく近い。
推しの圧倒的な発光を前に、思考力とか語彙とか色んなものが飛んでしまって、今もまだうまく整理できていない。

実は今回のライブは、ファンクラブイベントの一つで、推しに関する難問で構成された検定試験の成績上位者のみが参加できるという特別なものだった。
5年ほど前にも同様の企画があり、その時にも成績上位者に何とか入ってライブに行くことができていた。
今回もまたイベント参加できたことは、とてもラッキーだったと思う。
ペーパー試験に強くて、本当に良かった。

それにしても、今日イベントに参加していて意外だったのが、最も良い成績を残した二人のファンクラブ歴が割と浅かったこと。
一人に至っては2年ほど前の加入だとか。
それが悪いという気は全くなくて、単純にすごいなと思ってしまった。
僕はファンクラブに入ってから既に10年以上が経っているわけだけれど、彼らの成績には遠く及んでいない。
好きになってからの密度がとても濃かったに違いない。
長い活動期間の様々な情報を字面の情報としてインプットするのは、大変な作業のはず。
それをあっさりこなしてしまうくらいには、どうしようもなくファンなのだろう。
良く新参か古参かという議論があるけれど、それが関係ないということが実感させられた瞬間だった。

それにしても、多分僕は、ファンクラブに入る前の期間も合わせると、古参の部類に入れられることだろう。
けれども、気持ちの上ではずっと新参者という意識がある。
正直に言って、僕が好きになった時は既にメジャーデビューを果たしていたし、大型タイアップで大々的に広告が打たれたタイミングだった。
本当の古参は、それより前の方々だろうという意識が拭えない。
しかも好きになってから3-4年は、ライブに行かず在宅ファンのままで何とも中途半端だった。
かといって、今日のイベントでトップを取るほどの知識量もない。
今日のイベントを見ていて、成績上位の彼らに誇れるものは歴くらいしか残っていないことに気がついて、あまりの中途半端さに恥ずかしくなってしまった。