童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2023年11月23日

仕事の疲れが出たのか、午前中はダラダラ過ごし、午後からようやく活動を始められるという何となく気怠い一日だった。
それでも、散髪に行ったり仕事場に少し顔を出したり頼まれ仕事の後片付けをしたり、午後はまあまあ動いていた気がする。

気がつくと勤労感謝の日ということで、2023年が終わるまでもう残り1ヶ月強となっている。
歳をとると1年が短くなると言うが、確かにそんな気もする。
ただ一方で、1年前に一体自分が何をしていたか、と言うことをよくよく思い返してみると、ものすごく前のことのような気がする。
割と環境の変化が多い仕事をしているせいかも知れない。
そう思うと、そこそこ濃度のある1年を過ごせている気がして、ささやかな充実感があったりもする。

昔から、年齢を重ねていくことにあまり抵抗を持ったことはない。
特に中高生の時分は、むしろ早く大人になりたいとさえ思っていた。
漠然とした不安や焦燥感は、経験値が貯まればきっと軽くなると信じていたのだ。
結局、いまだにそれらはゼロになっていないし、むしろ苦しみは更新されている。
それでも、歳をとるごとに生きやすくなっているのは間違いない。
(食べられる量が減ったこと以外は)まだ大きな体の不調も起きていない。
とりあえず自分一人が食っていけるくらいの安定した収入がある今、楽しいと思えることがどんどん拡がっていく感覚がある。
どんどんと、自分で自分を幸せにするスキルが磨かれている。
子供の頃に何となくなりたいと思っていた30代よりははるかに頼りないし幼いと思うことばかりだけれども、想定よりずっと楽しいものだなと思っている。

逆に、楽しそうにしていなければいけないな、とも思っている。
段々この年齢になって、下の世代にどういうことを伝えるべきかと言うことを考えなければいけないかと思い始めた。
別に子どもができる予定もないけれど、仕事でも遊びでも、自分より下の世代の接する機会も増えている。
その時に、少なくとも彼ら彼女らが、年齢を重ねた先には楽しいことが待っているらしいと思えるような振る舞いをすべきではないか、と思うのだ。
10代20代の鬱屈した状態を脱すると、こんなに世界が楽しいと思えるようになるよ、と伝えたい。
普通に自殺願望とかがあったタイプだけれど、あの時に死んでいなくて本当に良かった。