童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年1月29日

今年の大河ドラマが結構面白い。

www.nhk.jp

発表された時から気になっていて、実際見てみたら想像よりもかなり良かった。
平安時代というだけに、合戦や歴史的大事件が次々と起きることはない。
大河ドラマと言えば、制作費を贅沢に使って派手な演出ができるところが良いところなので、こんな地味な題材で1年もつのだろうか、などと心配していた。
ところがどっこい。
良い意味で期待を裏切られた。

第1話はそれほどでもないなと思いながらダラダラと見ていたのだが、最後の突然の急展開に唖然。
宮中を渦巻く謀略と強固な身分制社会に潜む軋轢や矛盾、それに翻弄される主人公たち。
確かに分かりやすいチャンバラはないけれど、それだけに一層権力争いの熾烈さが生々しい。
歴史的事実が先に頭に入っていてそれを辿るように進む戦国時代や明治維新の大河より、よほどハラハラドキドキしているかも知れない。
しかも、贅沢な過ぎる十二単、宮中儀式の舞台美術、雅楽の演奏。
かけるべきところにしっかり金がかかっている。
女たちの噂話、男たちの噂話、あのちょっとしたシーンだけで一体どくれくらいの費用になるか。
近代に比べて情報の少ないこの時代をここまでしっかりと映像化することには、大きな意味がある。
なかなか勉強する機会がない平安時代の様子を垣間見ているようで、とても好奇心が刺激されている。

4話まで進んで、主人公の人間関係に決定的な変化が起き始めている。
さて、この先、一体どうなっていくのか。
日曜を楽しみに待っている。