童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年2月21日

日記を書こうとPCに向かった瞬間に、早朝に頼まれていた仕事の結果を送りそびれていたことを唐突に思い出した。
本当は、昼前には作業し終えていたのだけれど、わざと寝かせていたファイルだ。

最近、本当は終わっているけれども送らない、と言う技を多用している。
理由は単純で、すぐ送ってしまうと次の仕事が来るだけだからだ。
そもそも他にも仕事があって忙しいと言うことは事実だし、そのことを相手にも分かって欲しい。
こうでもしないと、無限に仕事は増えているばかりで、緊急事態に対応できる時間を作れなくなる。
仕事は、それをこなす人間のところに集中する性質がある。
洒落にならない締切と、実は余裕のある締切を見極めて、少し遅れ気味に出す。
ずるいようだが、これがタスク管理の基本だと思う。
外部とのやりとりでそれをやったら信用を損なうけれども、組織の中での調査やら報告やらで律儀に締切を守る必要はない。
例え終わっていても、締切を過ぎて催促が来てから提出するようにしている。

学位をとってすぐ、ポスドクの頃はその辺りの匙加減が良く分かっていなかった。
直接研究とは関わらないような良く分からないタスクが積み上げられて、やらなければいけないんだと思い込んで真面目にこなしてしまっていた。
実験しながらヒイコラ作業していると、職場の大先輩に「そう言うのはやるから増えるんだ」と諭された。
真理を教えてもらって以来、締切を律儀に守ることを止めるようになった。
重大かそうでないかの嗅ぎ分けだけを丁寧に。
数年もしてくると、その辺りも大体分かってくる。
適度にズボラにならないと、辛い思いをするだけだ。

段々と後輩も増えてきているが、やはりその辺の匙加減がうまくいかないのか、タスクが詰まって辛そうにしている姿を良く見かける。
気が付いた時にはアドバイスしているが、タスクに優先順位をつけるのも大事な能力なので、言い過ぎないようにするのが難しい。
今日も一人体調を崩して休んでいたが、タスク管理に失敗していたのかも知れない。
と言うあたりで大体日記も書き終わったので、そろそろ今朝の頼まれ仕事を提出しようかと思う。
それにしても、急ぎの案件を当然のように早朝に頼むのは止めてもらいたい。