童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2023年12月25日

昨夜は多少時間があったはずで、本当は少し長めの記事を書こうと思っていたのに、どうしてかそんな気分になれずにサボってしまった。
クリスマスイブの夜だったということは、特に関係ないはずだけど。

子どもの頃は、多くの人がそうだったように、クリスマスプレゼントを心待ちにして、何となくウキウキしていた気がする。
大体二学期の終業式が同じくらいのタイミングで、プレゼントを開けてホクホクした気持ちのまま、学校に向かって歩いていたような気がする。
特にクリスマスが楽しみじゃなくなったのは、高校を卒業したくらいだったろうか。
浪人生だった頃は、この世の浮ついている人間を須く僻み憎んでいたので、クリスマス前の楽しげな雰囲気に勝手にイラついていた。
大学生になってからは人間関係が突然面倒になって、サークルにも入らずに一人で映画館にばかり行っていた。
当然クリスマスに予定なんてないので、良くバイトのピンチヒッターに入って稼がせてもらっていた。
まだ中学生位だった従姉妹一家が遊びに来て、何となく家に居づらくてイブの夜に一人で田舎道を散歩したこともあった。
そういう意味で、大人になってからのクリスマスには、特に素晴らしいと思える思い出はなかったかも知れない。

就職して一人暮らしを始めてからのことを考えてみると、最早クリスマスは普通の日と変わらなくなっている。
ケーキを食べたいという欲求もないし、プレゼントをくれる人もあげる人もいない。
繁華街に行くと人がごった返しているので辟易してしまうが、それくらいのものである。
行動がある程度制限されるというだけで、もちろん嬉しくないけれど、かと言って別に腹も立たない。
それくらいの距離感になった気がしている。
実際昨日も、仕事場に行ったり銭湯に行ったり、本当に何の変哲もない一日を過ごして、それで特に不満もなかった。
たぶん来年も、同じように過ごすのだろうと思うが、それで全く構わないと思っている。