童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年3月15日

昔から、すぐ内臓の調子を悪くする。
今日もそんな一日だった。

原因ははっきりしている。
出張だ夜勤だと睡眠不足や疲労が溜まっていたところへ持ってきて、昨日スリランカカレーを食べてしまった。
朝からずっと腸に不快感があって、それなのに朝イチから偉い人との打ち合わせがあったりして、しかも最近の仕事ぶりについてお叱りを受けてしまった。
どこか体が痛い時というのは、ろくなことが起こらないものである。

内臓に限らず、体調が悪い時というのは、どうしても悲観的になりやすい。
ジメジメとした気持ちになりながら、どこかで冷静な自分が、頭と体の不思議な関係を面白いと思っている。

当たり前だが、普段の健康な状態では、自分の脳で考えたように体を動かして、五感を通して伝わってきた情報を能動的に処理している。
つまり、頭が主で、体は従である。
ところが、一度体が調子を崩して、主人であるはずの頭の言うことを聞かなくなると、途端にその関係は反転する。
体の調子に合わせて脳は働きが鈍り、処理にネガティブフィルターがかかる。
実は普段体をコントロールしていると思っているのが間違いで、あたかもそう思わせられているに過ぎないのではないか。
最初から我々は、体によって思考を縛られているのではないか。
そんな気さえしてくる。

そう言えば、大学で教職課程の授業を取っていた中に「身体論」があった。
「身体」と「精神」の関係についての学問。
まさに上に書いたようなことを扱うものだったはずだ。
授業の内容も朧げで、身になっていないことが残念だ。
最近実は、哲学に興味が湧いていて、手始めに学んでみるのも良いかも知れない。