童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年3月17日

あちこち出かける予定ばかりで、体調が回復しない。
昨日も知り合いのお宅にお邪魔して酒盛りをしてしまったせいで、何となく寝不足気味で若干二日酔い気味だった。
明日からも出張でホテル滞在が続く。
ちょっと危険かも知れない。

便利だからと言うのもあって、仕事のメールをスマホでも確認できるようにしている。
ただそのせいで、いけないと思いつつも休みの日にメールを返してしまう。
別に月曜になってからでも良いようなものでも、忘れそうだから…とかモヤモヤしたくないから…とか、あれこれ理由をつけて返してしまっている。
相手も同じように思っていたりすると、結局何周かメールをやりとりすることになってしまったりなんかしてしまう。
互いにモヤモヤをなすりつけ合っているような感じだ。
プロジェクトによってはチャットでやりとりしているようなものもあって、そちらだと手軽な分だけさらに問題は深刻だ。
多分、そもそも休日としては、メールの受信ボックスやチャットツールを開けること自体が間違っている。

まだインターネットすら普及していなかった頃からすると、現代のやり取りのスピードは驚異的なものだろう。
便利になったことは間違いない反面、我々の時間の余裕は確実に失われている。
相手に情報を送ったり質問を投げたりしても、それが返ってくるのに数日かかるような場合、必然的に待つ時間が発生する。
待っている間は、他のことを考える余裕に変わる。
その余裕を持つこと自体を、社会が寛容していたと思う。
今はそんなことは許されない。
仕事に限らず、自分にしろ他人にしろ、時間を浪費することの罪がどんどんと大きくなっているのを感じる。

今からでも、かつての余裕を取り戻そうとしたって、もはや手遅れだろう。
仮にメールのレスポンスを著しく遅くしたら、きっと誰かに迷惑をかけて僕自身の評価が下がっていくだけだ。
タイパに支配された生活を送ることは避けられないこととして、せめて意味のあることに振り回されたいと願っている。
無意味だと思っていることで時間が溶けていくのは苦痛でしかない。