童貞見聞録

アラサー超えてアラフォーのセクシャルマイノリティ童貞野郎が心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけるブログ

2024年4月15日

昨夜、大人になって初めて、う○こを漏らしてしまった。
多分、オムツをしていた幼児の時以来だと思う。
まさか、不惑の歳が見え始めたこのタイミングで、こんな恥ずかしい経験をして、しかもそのことを日記に書くことになろうとは。
本当は、昨夜の内に書いた方がホットな話題だったに違いないが、思ったよりもショックでそんな気持ちになれなかった。
物凄く汚い話になるので、苦手な人は読まない方が良い。

 

昨日は、昼頃に職場の人のBBQに顔を出し、肉やら魚やらを食べ、差し入れたアイスキャンディーを食べ、夕方頃までは何と言うこともなかった。
いや、正確に言うと、ここ数日は割と食べている割にお通じが少ないという実感があった。
何となく腹に溜まっているような、嫌な存在感を感じてはいたけれど、特にそれ以上は気にすることもなかった。
いつものように、夜に徘徊に出掛けて、しかも公衆トイレが豊富にある街の方でなく畑の方に繰り出してしまったのが運の尽きだった。

折り返して帰ってくる頃に、怪しい気配が漂い始めた。
痛い、物凄く痛い。
全内蔵が、体内の毒物を排出したがっている圧力を感じた。
一歩一歩進む度に高まる緊迫感。
社会的死の訪れを予期して、脳が激しく警報を鳴らしていた。
ただ、実はこの時にはまだ、救われる可能性があった。
大きな公園のそばだったので、少し歩けば公衆トイレがあることは分かっていた。
ただ、それとは反対の方向にもうしばらく行くと、コンビニがある。
コンビニのトイレの方が、確実に綺麗だ。
しかもこの時間なら、埋まっていることもなかろう。
そんな判断をして、コンビニの方を選択してしまったのだった。

急がば回れ

昔の人は、よく言ったものだとおもう。
もしかしたら、似た経験をしたのかも知れない。

コンビニに着いてトイレの方向を見て絶望する。
「都合により使用停止中」
危機が近いのだから、無理を言ってでも使わせて貰えば良かったのかも知れない。
しかし、思った以上に店内に人もいて、それを訴えることができなかった。
何より、自宅まではそこから10分くらい。
そちらに賭けることにしてしまった。
ここからの道は本当に地獄だった。
進まなければトイレは近づかないが、猛烈な痛みと圧力が度々襲ってくる。
頻度も強度もどんどんと上がってくる。

結局、自宅のほんの少し手前で、ついに決壊した。
少し身がはみ出したなどという生やさしいものではない。
しっかりと重量を感じるくらい、厚手のスラックスに若干染みて外から分かるレベル。
幸い深夜で誰もおらず、外を汚すこともなく、すぐに自宅に駆け込めたので、社会的死は免れることができた。
そこから待望のトイレに入って後処理。
もう下着は捨てる以外ないと分かっていたのでビニール袋を持って入ったのは良いものの、下着を脱いでハッと気が付く。
下着から足を抜くのが、物凄く大変なことに。
こう言う時、トイレに鋏を持って入った方が良いと言う豆知識を、昨夜初めて得た。

結局下着とスラックスをどちらもゴミに出し、体はシャワーで洗い流し、何とか体裁を整えることができたが、心の傷は深かった。
今朝も玄関から出た時、これがう○こを漏らした後の世界か…などと訳の分からないことを思ってしまった。
これから歳を重ねていって更に尻の弁が馬鹿になっていったら、またこう言うことが起きるのだろうか。
良くお漏らしをして父を困らせていた祖母を、今となっては全く笑えない。
とにかく健康に気をつけて、徘徊する時は途中にトイレがあるルートを選ぶこと。
そのことだけは、徹底したい。